デンタルニュース
インプラントにして後悔した?よくある失敗例と後悔しないための選び方
日本橋の歯医者「日本橋グリーン歯科」デンタルニュース担当スタッフ、歯科衛生士の平野です。
「インプラントにしたけど、思っていたのと違った」
「もっとちゃんと調べてから決めればよかった」
そんな声を耳にすることが、実はあります。
インプラントは高い費用をかけて行う治療なので、後悔したときのショックは大きいですよね。
ただ、後悔する方に話を聞いてみると、治療自体に問題があったというより、事前の確認や準備が足りなかったというケースが多いです。
インプラントは正しく選んで、きちんとケアを続けることで長く使える治療です。
この記事では、よくある後悔・失敗例と、後悔しないために知っておいてほしいことをまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

インプラントでよくある後悔・失敗例
①仕上がりに関する後悔
見た目が思っていたのと違った
「自分の歯と同じように自然な見た目になると思っていたのに、なんか違う」という声は意外と多いです。
インプラントの被せ物の色や形は、事前に確認できる場合もありますが、実際に入れてみると「イメージと違った」と感じることがあります。
特に前歯のインプラントは見た目への影響が大きいので、仕上がりのイメージを事前に担当医としっかりすり合わせておくことが大切です。
「お任せします」で進めてしまうと、完成後に「こんなはずじゃなかった」となりやすいので、気になる点は遠慮なく伝えてみてください。
噛み合わせがしっくりこない
インプラントを入れたあとに「噛み合わせが変な気がする」「以前より噛みにくい」と感じる方もいます。
噛み合わせは少しのズレでも違和感として出やすく、慣れるまでに時間がかかることもあります。
ただ、いつまでも噛み合わせの違和感が続く場合は、放置せずに相談してください。
噛み合わせのズレは、インプラントだけでなく周りの歯にも負担をかけることがあります。
「気になるけど言いにくい」という方もいますが、こういったことは早めに伝えてもらった方が対処しやすいです。
②治療の進め方に関する後悔
費用が思ったより高くなった
「最初に聞いた金額より高くなった」というのは、後悔の中でも特によく聞く話です。
インプラント本体の費用だけでなく、検査費用・骨の状態によっては骨を増やす手術・治療後のメンテナンス費用など、トータルで考えると当初の見積もりより高くなることがあります。
治療を始める前に、追加でかかりそうな費用も含めてしっかり確認しておくことが大切です。
「なんとなく聞きにくくて」と遠慮してしまう方もいますが、お金のことは後でトラブルになりやすいので、納得いくまで聞いておくことをおすすめします。
治療期間が長くて大変だった
インプラントは、埋め込んでから骨としっかりくっつくまでに数ヶ月かかることが多く、治療全体の期間が長くなりやすい治療です。
「こんなに通院が続くと思わなかった」という方もいます。
治療期間は顎の骨の状態や体の回復力によっても変わるので、事前に大まかなスケジュールを確認しておくと、心の準備がしやすくなります。
仕事や生活のスケジュールと合わせて、無理なく通える環境を整えてから始めることが大切です。
③治療後のトラブルに関する後悔
インプラント周囲炎になってしまった
インプラントを入れたあとに起きやすいトラブルのひとつが、インプラントの周りの歯ぐきや骨が炎症を起こす「インプラント周囲炎」です。
歯周病と似た状態で、ケアが不十分だと起きやすくなります。
「インプラントにしたら虫歯にならないから安心」と思っている方もいますが、インプラント自体は虫歯にならなくても、周りの歯ぐきや骨のトラブルは起きます。
毎日のケアと定期的なメンテナンスを続けることが、インプラントを長持ちさせるための基本です。
メンテナンスが思ったより大変だった
「治療が終わったら通院は減ると思っていたのに、メンテナンスで定期的に来ないといけない」という声もあります。
インプラントは入れて終わりではなく、その後も定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスをさぼってしまうと、インプラント周囲炎のリスクが上がったり、噛み合わせのズレに気づくのが遅れたりすることがあります。
「面倒だな」と感じる気持ちはわかるのですが、長く使い続けるためにはここが一番大事なポイントです。

後悔しないためにやっておきたいこと
①治療前に確認すること
費用・期間・リスクをしっかり聞く
治療を始める前に、費用の内訳・治療期間の目安・考えられるリスクについてしっかり確認しておくことが大切です。
「説明されたけどよくわからなかった」という場合は、もう一度聞き直して構いません。
納得した上で進めることが、後悔を防ぐ一番の近道です。
診療でも「もっと早く聞いておけばよかった」とおっしゃる方がいます。
治療が始まってからでは変えにくいこともあるので、疑問に思ったことは治療前に解消しておくことをおすすめします。
複数のクリニックで相談してみる
インプラントは高額な治療なので、1か所だけでなく複数のクリニックで相談してみることも大切です。
治療方針や費用の説明が各クリニックでどう違うかを比べることで、自分に合った選択がしやすくなります。
「1か所目で決めてしまって後悔した」という方もいるので、時間に余裕があるときは複数のクリニックで話を聞いてみてください。
②クリニック選びのポイント
実績と説明の丁寧さを見る
インプラントは担当する歯科医師の経験や技術が仕上がりに大きく関係します。
治療実績が豊富なクリニックを選ぶことはもちろん、説明が丁寧でわかりやすいかどうかも大切なポイントです。
「専門用語ばかりで何を言っているかわからなかった」という方もいますが、患者さんにわかりやすく説明しようとしているかどうかは、クリニック選びの判断材料のひとつになります。
アフターケアの体制を確認する
治療後のアフターケアがしっかりしているかどうかも、クリニック選びで確認しておきたいポイントです。
定期メンテナンスの体制や、万が一トラブルが起きたときの対応など、治療後のサポートについても事前に聞いておくと安心です。
「何かあったときに相談できる場所があるかどうか」は、長くインプラントを使い続けるうえでとても重要です。

インプラントは正しく選べば後悔しにくい治療
①長く使えるインプラントにするために
メンテナンスを続けることが大事
インプラントを長持ちさせるために一番大切なのは、治療後のメンテナンスを続けることです。
定期的にクリニックでチェックとクリーニングを受けることで、トラブルを早期に発見しやすくなります。
定期的にメンテナンスに来てくださっている患者さんの中には、インプラントを10年以上問題なく使い続けている方もいます。
「高い買い物だったけど、ちゃんとケアすれば長く使えるんですね」とおっしゃっていただけると、メンテナンスの大切さを改めて実感します。
生活習慣も影響する
喫煙習慣がある方や、糖尿病などの持病がある方は、インプラント周囲炎になりやすいと言われています。
生活習慣を整えることが、インプラントを長持ちさせることにもつながります。
「インプラントにしたから大丈夫」ではなく、日々のセルフケアを丁寧に続けることが大切です。
②後悔した方に共通していること
事前の情報収集が足りなかった
後悔した方の話を聞いていると、「もっと調べてから決めればよかった」という言葉が出てくることが多いです。
インプラントはメリットが多い治療ですが、デメリットやリスクについても事前に知っておくことが大切です。
「いいことしか聞かされなかった」と感じた方は、別のクリニックでセカンドオピニオンを求めることも選択肢のひとつです。
安さだけで選んでしまった
「費用が安かったから」という理由だけでクリニックを選んでしまい、後悔したという方もいます。
インプラントは使う材料や設備、担当医の経験によって費用に差が出ます。
極端に安い場合は、何かが省かれている可能性も考えられます。
費用は大切な判断基準のひとつですが、安さだけで決めるのではなく、説明の丁寧さやアフターケアの体制も含めてトータルで判断することが、後悔しない選び方につながります。

まとめ
インプラントで後悔する方の多くは、治療自体に問題があったというより、事前の確認や準備が十分でなかったケースがほとんどです。
費用・期間・リスクをしっかり確認して、信頼できるクリニックを選ぶことが、後悔しないための一番の近道です。
インプラントは、正しく選んでメンテナンスを続けることで、長く満足して使える治療です。
「高い買い物だから失敗したくない」と思っている方こそ、治療前にしっかり情報を集めて、納得した上で進めてみてください。
気になることがあれば、どんな小さなことでも気軽に相談してください。
この記事を監修した人

医療法人社団周優会
常務理事 笠原幸雄所属学会
東京シティー日本橋ロータリークラブ会員
お江戸日本橋歯科医師会選挙委員会 委員長
一般社団法人 日本橋倶楽部会員
東京科学大学歯学部 東京同窓会参与略歴
私立開成高校卒業
早稲田大学理学部卒業
東京医科歯科大学歯学部卒業
東京医科歯科大学病院勤務
笠原歯科医院 蔵前開設
医療法人社団寿幸会 笠原歯科医院 人形町開設
医療法人社団周優会 日本橋グリーン歯科 常務理事
医療法人社団寿幸会 笠原歯科医院 六本木開設