2015-11

寒い季節のお口の環境

いよいよ冬本番!朝布団から出るのが億劫に感じる方も多いのではないでしょうか。
気温の低下により、体が冷えて血行が悪くなったり、寒い寒いと猫背の姿勢を取りがちになっていることから肩コリが気になったり、冬の身体のお悩みを抱えている方も少なくないのでは!?
今回は、寒い季節に起こりがちなお口の中の環境変化にスポットを当ててみましょう。
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歯がしみるような痛みを感じる!
こんなお悩みを聞くことがあります。その原因は一体何でしょうか。

原因として考えられること・・・
その1 知覚過敏

歯の一部分に大きな摩擦が加わると、その部分の歯の表面エナメル質が削れてきてしまいます。
エナメル質は身体の中で最も硬い組織と言われていて、その硬さを表すモース硬度というレベルに換算すると6-7という数値に値します。地球上で一番硬いものとしてよく言われるダイアモンドを10としているのですが、ナイフより硬くガラスに傷をつけることができる程度の硬さが7レベルとされているので歯のエナメル質の硬さはかなりのものだと言えます。
そんな骨よりも硬いエナメル質が実は毎日の誤ったブラッシングにより、少しづつ少しづつ削れていくことがあるんです。削れてしまった部分は、歯の神経がまとう洋服が薄くなっているような状態なので
熱や冷たいものに敏感になりますね。そこで、冷たい風を感じるこの季節、知覚過敏が疑われるような症状がでることがあります。
知覚過敏になっているところは歯医者さんによって修復してもらえます。また正しいブラッシングにより、今後の知覚過敏を防ぐこともできます。

その2 かぶせものや詰め物が冷えると招く痛み

クラウンと呼ばれているかぶせものや、インレーと呼ばれている詰め物。材質によっては温度差により神経が残っている場合痛みとして感じられることがあります。エナメル質と同じように、歯の一部分を守るように修復している素材は歯の神経に近い位置へセットされているケースがあります。修復している材料が冷えると神経に近い位置へその冷たさが伝わり痛みとして認識してしまうんです。かぶせものの材質については治療の際、歯医者さんで相談してから決定することができます。

その3 冷えによる筋肉の硬さ、くいしばり
寒さをがまんしたり、歯がガタガタしているようなとき、お口の周りの筋肉はとても硬くなっています。
それによって必要以上に咬む力が強くなり、歯に加わる力が大きくなりすぎて痛みとして感じることがあります。寒さに弱かったり、血行不良による肩こりなどを感じやすい人に起こることがありますので
そのようなときはお口の周りをほぐしてあげたり、身体を必要以上に冷やさないようにするなど工夫をなさってみてはどうでしょうか。

他にも原因として考えられることがあるかもしれません。冬に特に感じる痛みがある場合は日本橋グリーン歯科へご相談ください。

2015-11-30 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

「いい歯の日」

11月8日が「いい歯の日」というのをご存知ですか?
日本歯科医師会が「いい歯で、いい笑顔」を日本中に!をキャッチフレーズに、「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー」というキャンペーンを実施しています。
いい歯の日
「笑顔が素敵な著名人」を選ぶ著名人部門と、「とびきりの笑顔の写真」を選ぶ一般部門があり、11月8日に授賞式があります。
過去の受賞者でいうと、ウィッシュ!のポーズで有名なDAIGOさんと、女子柔道選手の谷本歩実さんなどが受賞しました。
あなたのとびきりの笑顔が表彰されることがあるかもしれませんから、いつでも綺麗で健康ないい歯を保ち続けられるように毎日のケアを心がけてくださいね。
そして、面倒くさがらずに、定期的に歯科検診を受ける習慣をつけていただくとよりよい歯でいることができますす。

☆歯周病

あなたの口の中や歯は健康ですかと質問された時、自覚症状が特にない人からは、どこも痛くないから大丈夫です!という答えが返ってくることでしょう。
歯周病は、痛みもなく歯を支える土台である歯周組織を静かに破壊していく病気です。
自覚症状がほとんどなく、放置してしまうことが多いため、気づいた時には重症になっています。
そのため、治療がとても長引いたり、全身に影響が出ることもあります。

サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)とか、「サイレント・キラー(静かな殺人者)とも呼ばれているのです。
痛みがないから歯が健康とは限りません。予防のためには、家庭でのセルフケアだけでなく、歯科医院で定期検診を受けて、プロにケアしてもらうことも大切です。
定期検診では、出血の有無をチェックしたり、歯周ポケットの深さを測定したりして歯周病の状態を検査します。
そして、専門の道具で歯石や歯垢を除去し、あなたのお口の中の状態にピッタリの効果的な歯磨き方法の指導もいたします。
指導を受けた毎日の正しいセルフケアと、プロの手によるケアで、お口の健康を歯周病から守るために、力を合わせてがんばりましょう。

☆歯周病の進行状態

①歯が浮く感じがして、食べ物が噛みにくくなる。歯周ポケットから膿が出て、歯肉がブヨブヨに腫れ、口臭もひどくなる。

②歯槽骨はほとんど溶けてなくなってしまい、歯根が露出し、歯肉が腫れて痛み、歯はグラグラになる。最後には歯が抜けてしまう。

③歯ぐきに歯垢がたまり炎症を起こし、歯肉が赤く腫れ、ちょっとした刺激でも出血しやすくなる。

④歯肉の炎症が進み、歯垢が石灰化して歯石になり、歯と歯肉の間に「歯周ポケット」という深い溝ができる。歯を支える歯槽骨の破壊が始まる。

☆予防が大切

歯周病は、細菌による感染症なので、原因である細菌の数を減らすことが一番効果的です。
口の中にいる細菌は、数百万から数千万という団体で固まって、プラーク(歯垢)となって歯にこびりついています。
このプラークを取り除くためには、家庭での毎日の丁寧な歯磨きによるセルフケア、いわゆるプラークコントロールが大切です。
また、細菌の数を減らすのと同時に、自分の免疫力を強化することも重要です。
歯周病は生活習慣病であると言われているので、栄養バランスのとれた食生活を心がけて、毎日規則正しく生活し、ストレスをためないこと、歯周病の危険因子となる飲酒・喫煙・疲労・睡眠不足等の見直しもしましょう。
歯の調子がおかしいな、と思ったらすぐに日本橋の歯科・日本橋グリーン歯科へご相談ください。

2015-11-03 | Posted in デンタルニュースComments Closed