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8020(ハチマル・ニイマル)運動とは?

8020(ハチマル・ニイマル)運動って知っていますか?
8020運動とは
どうも歯医者は苦手だな…という方、実は少なくないのではないでしょうか。
もっともっとクリニックが快適でいたいことが少なくて済む世の中になるといいなと誰もが思うことでしょう。
でもそんなクリニックでちょっとぐるりと首を回していただけるとこんなものが眼に入りませんか?

「8020ハチマル・ニイマル)運動」

ポスターやステッカーを一度は見たことがあるのではないでしょうか。
歯医者さんの電話番号だったり、車のナンバーが8020だったり。
これ、何を意味しているかご存じですか?

御長寿大国のわが日本。「80歳まで自分の歯を20本残しましょう」という
厚生労働省と日本歯科医師会が勧めている健康運動の一つです。

大人のお口の中には平均28本の歯があります。
親知らずがあったり、先天的に少なかったりすることもありますが、このうち、20本を80歳まで残して、元気に過ごしましょうということなんです。
そのためには小さいうちから、お口のケアや定期健診を怠らずに、しっかりと自分の歯で食べること、そうすれば健康で豊かな生活が送れます。
子供から大人へのライフステージ、また虫歯、歯周病への対応など、それぞれやってくるお口の変化にも敏感に気づけるようになりたいものです。

さて、時は江戸時代。
人は今よりも寿命が短く、衛生環境、食環境も優れてはいません。
そんな時代、小林一茶が50歳前に失った歯について詠ったちょっと面白い俳句があります。
「歯が抜けて あなた頼むも あもあみだ」
仏様にすがって唱えたお経も歯が無いとあもあみだになってしまったわけですね。
2万句も詠んだと言われる一茶も、同じように歯に悩んだことがあるんですね。

そうなる前に、私たちは早めに手を打ちましょう!
まずは自分のお口をチェックしてみましょう。

・歯医者さんでの歯科健診。どれくらいの間隔で受けていますか?
・自分のお口にある歯の本数を知っていますか?
・お口のケアはどんな方法ですか?
・歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスの使い方をきちんと知っていますか?
・かかりつけの歯科医がいますか?

自信を持って歯の健康を守っていますよ!と多くの人が言えるようになれば、クリニックは予防だけ、クリーニングだけの空間になると言われています。
虫歯ができても早期発見、早期治療をすれば、最小限の治療で、歯を残すことができて、痛い治療をすることが少なくなるからです。

お口の中は、体内の臓器とつながっています。歯周病菌による心臓病、糖尿病などとの関係もわかってきています。
歯だけではなく、身体全体の健康のためにも歯を少しでもよい状態で残すことはとても意味があることなのですね。

気になることがありましたら、お気軽に日本橋の歯科・日本橋グリーン歯科へご相談ください。

この記事を監修した人

医療法人社団周優会 常務理事 笠原幸雄

医療法人社団周優会
常務理事 笠原幸雄

所属学会

東京シティー日本橋ロータリークラブ会員
お江戸日本橋歯科医師会選挙委員会 委員長
一般社団法人 日本橋倶楽部会員
東京科学大学歯学部 東京同窓会参与

略歴

私立開成高校卒業
早稲田大学理学部卒業
東京医科歯科大学歯学部卒業
東京医科歯科大学病院勤務
笠原歯科医院 蔵前開設
医療法人社団寿幸会 笠原歯科医院 人形町開設
医療法人社団周優会 日本橋グリーン歯科 常務理事
医療法人社団寿幸会 笠原歯科医院 六本木開設